【アクリル絵の具の特徴について】作品を彩るその魅力を徹底解説!

こんにちは!

 

絵描きの安田 雄輝です!(^^♪

 

 

今回の記事では、

 

アクリル絵の具の特徴・独自性を深堀し、なぜ多くの絵描きさんに愛用されているのか

 

について解説していきたいと思います♪

 

アクリル絵の具は初心者から上級者まで扱えるとても扱いやすい画材です。

 

その特徴・特性を理解することによって、アクリル絵の具の魅力を最大限発揮することができるようになります。

 

本記事で丁寧に解説していきますので、これから『アクリル画チャレンジしてみたい!』という方は是非参考にして頂ければと思います!

 

ではではどうか最後までお付き合いください♬

【アクリル絵の具の特徴】アクリル絵の具とは?

『夜空の星を追いかけて』アクリル絵の具、イラストボード、364×515mm
パンダちゃん
パンダちゃん
そもそもアクリル絵の具ってなんなのかしら?

一般的にアクリル絵の具とは色の元となる『顔料』と『アクリル樹脂』と呼ばれる合成樹脂を練り合わせて製造される絵の具のことを指します。

 

アクリル絵の具ならではのメリットが数多く有り、表現方法も多彩である為、近年多くの絵描きに愛されている画材です。

 

僕も色々な画材を試した結果、最終的に一番扱いやすい画材であると感じ、今はほとんどの作品をアクリル絵の具で描いています。

 

それではどんなメリットがあるのか一つずつ解説していきます♪

【アクリル絵の具の特徴】速乾性

『シロクマ』アクリル絵の具、イラストボード、210mm × 297mm

アクリル絵の具の最も注目すべき特徴は、乾燥の速さです。

 

支持体にのせた絵の具がすばやく乾燥する為、制作をスムーズに行うことができます。

 

ライダー猫
ライダー猫
どのくらいで乾くのかな??

 

温度や絵の具の厚さ何に塗るかによっても変わりますが、だいたい10分~30分程度で乾きます。

(完全乾燥に要する時間は72時間と言われています)

 

もっと素早く乾かしたい場合はドライヤーを使用すればもっと乾燥時間を短縮させることもできちゃうんですね!

 

油絵の具の場合、どんなに薄く塗っても最低1日、厚塗りした場合6~7日もかかってしまいますので、その乾燥時間には大きな違いがあります。

 

作業スピードが圧倒的に早くなる為、大きな作品を描くのにも適していると言えますね!

 

僕は作品制作をする時は、あまり時間を空けずににガシガシ描き進めていきたい方なので、アクリル絵の具の速乾性に一番の魅力を感じています。

 

【アクリル絵の具の特徴】豊かな色彩と色持ち

『ねこねこ同盟』アクリル絵の具、イラストボード、210mm × 297mm

アクリル絵の具のもう一つの魅力は、豊かな色彩と色持ちの良さにあります。

 

アクリル絵の具は色の数も豊富で、発色もとても鮮やかです。

 

また、耐光性に優れ、乾燥したあとでも色褪せにくく絵の美しさを長期間保ってくれます。

 

色彩を重視した作品制作を行う方にとってはとても大きな魅力と言えるでしょう。

【アクリル絵の具の特徴】表現力と多様な技法

『ド〇えもん?』アクリル絵の具、画用紙

アクリル絵の具は扱い方の自由度が高く、様々な技法で描くことができます。

 

水分を多めに含んで水彩画のように描くこともできれば、水分を少な目にして油絵のように厚塗りをすることもできます。

 

また、透明度も高く薄く塗り重ねていくことによって色に深みを出していくことができます。

 

更に様々な下地剤やメディウムと掛け合わせることによって、表現の幅を広げることができます。

 

イルカちゃん
イルカちゃん
どんな描き方があるの??

 

一例ですが、モデリングペースト(ごつごつした立体的な質感を作れる下地剤)で下地を作り、その上に陰影を細かく描くことによって、今にも飛び出してきそうなくらい立体感のある作品を描くことができたりします。(下地そのものにできるリアルな陰影と、その上に描写する陰影の両方によって立体感が増します)

 

絵を立体的に描く方法はこちら↓

絵の影のつけ方を徹底解説!初心者でも簡単に描けて絵をグッと魅力的に♪

 

他にも油絵のような表現をしたい場合、リターダーと呼ばれる溶剤を使用すれば乾燥時間をコントロールしながら描くこともできますね!

 

技法もスクラッチやスプレー、ドリッピングなど様々な技法を扱うことができるほか、支持体もキャンバスや紙だけでなく、布・木の板・石・陶器・プラスチックなど様々な素材に描くことができます。

 

↓アクリル絵の具で木の板に描いた絵です

『一緒に踊ろう♬(フレーム込み)』アクリル絵の具、白木 、289㎜×289㎜

 

洗っても色落ちしない為、グッズ制作なんかにも適していますね♪

 

↓こちらはアクリル絵の具で無地のTシャツに描きました

 

素材、下地、メディウム、技法、これらを掛け合わせいけばアクリル絵の具の表現方法は無限大です!

 

こんなに使っていて楽しい画材は他に無いと個人的には思っています♪(#^^#)

 

【アクリル絵の具の特徴】選び方・おすすめ

キリンくん
キリンくん
どんなものを買ったらいいのかな??

 

一言にアクリル絵の具と言っても価格帯もピンからキリまでです。

 

一番安く買うなら最近では100円均一でもアクリル絵の具が買えてしまいます。

 

・・が、作品制作を行う上で100均のアクリル絵の具を使うのはあまりおすすめしません。

 

耐光性・耐久性が乏しくせっかく描いた作品が劣化してしまう為です。

 

せっかく描いた絵が劣化してしまうのはとても悲しいですよね・・(´;ω;`)

 

百円均一の絵の具も活用方法が無いわけではないですが、基本的にはやはりメーカーから販売されているもの(リキテックスやホルベインなど)を使ったほうが後々悲しい思いをしなくて済むかと思います。

 

本ブログで取り扱っている『トールペイント』用の絵の具については下記記事で解説しております↓

トールペイントはどんな絵の具を使えば良いの??種類と特徴について♬

 

初めて購入する場合は単品で集めていくより、セットで販売されているものを買うことをおすすめします。

 

セットで販売されているものは数も様々ですが、極端に色数が多いものを買う必要はありません。

 

セットで販売されているものは少数のものでも、色がバランス良く用意されています。

 

基本色さえ揃っていれば混色して幅広い色を作り出すことが可能です。

 

ピンポイントで欲しい色がある場合や、手持ちの色では混色しても作り出せない色がある場合に単品で買い足していけば良いかと思います。

 

【アクリル絵の具の特徴】まとめ

今回はアクリル絵の具の主な特徴についてまとめてみました。

①速乾性
②豊かな色彩と色持ち
③表現力と多様な技法

 

アクリル絵の具は初心者~上級者まで扱いやすく、かつアーティストの表現の幅を広げてくれるとても自由度の高い画材です。

 

まだ使ったことが無いという方は、是非是非アクリル絵の具の楽しさ・魅力に触れてみてほしいです♬

 

それでは今回の記事はここまで!

皆様本日も良きお絵描きライフを♬(#^^#)

 

安田 雄輝