こんにちは!
絵描きの安田 雄輝です♬└[∵┌]
今回の記事では
「絵を描いていて陥ってしまうスランプ、その原因と対処方法について」
解説していきたいと思います。
みなさんは絵を描いていていわゆるスランプに陥ってしまったことってありますか??
といったような状態のことですね。
稀にスランプなんか体験したこと無いという絵描きさんもいますが、多くの絵描きさんが一度はスランプに陥ったことがあるのではないでしょうか。
一時的なものであれば良いのですが、場合によっては悪化して絵を描くことをやめてしまうというケースもあります・・
しかし、スランプは原因と対処方法さえわかっていれば必ず乗り越えることができます!!
いくつかの考えられる原因と、それぞれの対処方法について解説していきますのでどうか最後までお付き合いください♬
【絵でスランプに陥ってしまったら】絵を描く理由を見失ってしまっている場合
スランプに陥ってしまう原因としてまず考えられるのが
「絵を描く理由を見失ってしまっている」
という可能性です。
下記のような状態になっている場合はこれが原因の可能性が高いです。
絵に限ったことではなく、何かをやり続けていくと、もともともっていた衝動や理由を見失ってしまうというのはよくあることです。
【対処方法】楽しく描けていた時の状況を思い出す
絵を楽しく描けていた時のことを思い出してみましょう。
幼少期まで遡って絵を好きになったきっかけがなんだったのかを思い返してみます。
絵を描く理由は人によって色々ですが、多くの絵描きさんにとって絵を描き始めた原点には
『絵を描くのが楽しい』というシンプルな思いがあったのではないでしょうか?
重要なのは『絵を本格的に描き始めた時期』ではなく、遊びでも落書きでも良いので『絵を描くことが純粋に楽しかった時期』を思い出すことです。
その時に描いていたモチーフ、状況、その当時の自分の心境などを思い出すことによって絵を純粋に楽しめていた時の気持ちを少しずつ取り戻すことができるはずです。
また、当時の状況と今の状況(心境の変化も含めて)を比較することによって、
・当時と何が変わってしまったのか
・何を改善すれば楽しかった気持ちを取り戻せるのか
・何を目的に絵を描いていたのか
ということを具体的に振り返ることもできます。
僕の場合は幼少期にドラゴンボールの絵が大好きで、それを真似して描き始めたのが絵を描くきっかけでした。
なので今でもスランプの時は鳥山明先生の絵を模写して当時の感覚を思い出したりしています(^^♬
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【絵でスランプに陥ってしまったら】自分の能力への不満
もっと上達しなければという焦りからスランプに陥ってしまうこともあります。
このようになっている場合にはこの理由である可能性が高いです。
思考がネガティブになってしまっている状態ですね。
ネガティブになっている時というのは悪い部分のみに目がいってしまい、自分の絵の良いところや上達している部分には気づくことができません。
【対処方法】自分の実力を客観視する
ネガティブになってしまっている時というのは必要以上に自分の能力を低く見積もってしまいます。
向上心が強いが故に自分を厳しく評価してしまっているのかもしれませんね。
高い目標を掲げ能力向上を目指していく、それ自体はとても素晴らしいことだと思います。
しかしスランプになっている時は一旦そのような向上心・厳しい視点は捨て、あくまで客観的に自分の絵の良いところ・改善すべきところを探すことが重要です
大切なのは必ず良い点と悪い点をセットで探すことです(ネガティブな時は悪い点ばかりに目が行ってしまう為)
どうしても良いところが見つからないという場合は比較対象を人の絵ではなく、過去の自分の絵と比べるようにしましょう。
どんなに些細な点でも良いのです。
少しずつでも自分の絵は確実に成長しているという実感が持てればスランプから脱出することができるでしょう。
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絵を上達させていく為の「考え方」についてはこちらの記事で解説しております♪
【絵でスランプに陥ってしまったら】承認欲求が満たされていない場合
絵描きにとって承認欲求というのは無視できない要素です。
他者の評価ばかり気にしすぎると自分の思い通りの絵は描けません。
・・が、しかしせっかく絵を描くからには人に褒められたい・認めてもらいたいという気持ちがありますよね。
僕も承認欲求はめちゃくちゃ強い方なので、人から絵を褒めて貰えた時は震えるほど嬉しいです(笑)
褒めて貰えると絵を描くモチベーションも爆上がりします♪(^^♪
しかし承認欲求が強い人ほど、下記のようなことがあると逆に大きくモチベーションが下がってしまう可能性もあるわけですね。
・・
などのように、SNSというのは自身の評価・他者の評価が良くも悪くも可視化される為、敏感な方はSNS上での評価で自己肯定感が下がりスランプに陥ってしまうことがあります。
【対処方法】SNSと距離を置く
結論から言ってしまうと、SNSと距離を置くことが一番効果的であると思います。
上述したとおりSNSというのは自身の評価や他者の評価が数値化・可視化されます。
大げさな言い方をするととても刺激の強いツールなわけですね(それ故に中毒性も高い)
ですので難しいかもしれませんが、敏感な方や心が弱っている状態の時はできる限りSNSを見ない・触れないというのが一番です。
あとは認識として持っておいた方がいいのは、評価が可視化されるという書き方をしましたが、正確には可視化されている「ように見える」だけということです。
SNSの利点として「いいね」ボタンなどで手軽に人の投稿に評価を付けられるということがあります。
・・が、逆に言えばそこまで深い考えはなくつける「いいね」も、コミュニケーションの為につける「いいね」も、投稿そのものへの心からの評価としてつける「いいね」も、同じ「1いいね」なのです。
それを踏まえると単純に「いいね」の数を増やすだけであればいくらでも方法はあります。
一方でどんなに素晴らしい絵を投稿したとしてもSNS上のルールにうまく乗っていない絵はそもそも見られていない(発見されていない)という可能性もあるわけですね。
SNS上の評価が必ずしも作品そのものの評価とイコールではないということを頭の片隅にでも入れておくと、SNS上の評価に一喜一憂せずにうまく付き合うことができるようになると思います。
【絵でスランプに陥ってしまったら】体力が低下している場合
最後に最も重要な内容を書いておきます。
ずばり、体力が低下している時は何を考えても無駄!
ということです。
スランプの時に原因を考え、それを改善していくというのは非常に大切なことです。
が、それらは全て体力的に正常な状態であることが前提です。
体力が低下している状態というのはまず集中力も低下する為、絵のパフォーマンスが下がるのは当然です。
そしてなにより思考力も低下する為、考えもネガティブ思考になりやすいのです。
この状態であれこれ考えたところで建設的な改善がなされるとは思えません。
【対処方法】とにもかくにもしっかり休むこと
体力の低下している時はとにかくしっかり休みましょう!
そもそも体力が低下している時にこそスランプに陥りやすいのですが、その状態であれこれ考えだすとどんどんドツボにはまってしまいます。
体力が低下している状態であれこれ悩むというのは、いわばストレッチもせずにいきなり激しい運動をするようなものです。
良いパフォーマンスが発揮できないのはもちろんのこと、下手したら大きなケガに繋がってしまう可能性大ですよね・・!
まずはしっかり休んで体力を回復させてから「悩む・考える」をしましょう。
回復するまでは絵を描くことを一旦やめても良いと思います。
継続的な努力をしている方ほど絵を描くことを中断することに抵抗があるかもしれませんが、時には休む勇気も必要です。
ちなみに僕はスランプが理由ではないですが、10年近く絵を描くのをやめていた時期があります。
それでも現在全然楽しく絵を描くことができていますからね(^^♪
スランプが悪化して一生絵から遠のいてしまうくらいなら、少しの間しっかり休んで気分をリフレッシュさせたほうが絶対に良いのです。
『疲れたら休む』当たり前のことを言っているようですが、結構意識できていない人が多いように思います。
精神と身体の状態をどこか切り離して別々のものと考えてしまっているんですね。
絵の不調というのは詰まるところ脳・感情の不調とも言えます。
そして脳や感情というのもまた、身体という物質的な要素の一部なのです。
悩む時もまずは身体の状態を回復させて、脳の準備ができてから悩みましょう♪
【絵でスランプに陥ってしまったら】まとめ
今回の記事のまとめです↓
【絵を描く理由を見失ってしまっている場合】
→絵を楽しく描けていた時のことを思い出す
(当時描いていたモチーフ、状況、自分の心境など)
【自分の能力への不満】
→良い点と悪い点をセットで探す
(良い点が見つからない場合は他者の絵ではなく、自分の過去絵と比べる)
【承認欲求が満たされていない場合】
→SNSと距離を置く
(SNS上の評価と絵の価値はイコールではないということも頭に入れておく)
【体力が低下している場合】
→とにかく休む!(一旦絵を描くのをやめてしまっても構わない)
冒頭でもお伝えしたとおり多くの絵描きさんがスランプを経験します。
大切なのは焦らず冷静に原因を分析して対処することです。
焦れば焦るほどどんどんドツボにハマっていってしまいますからね。
そして冷静になる為にはしっかり身体の調子を整えていきましょう!ということが今回の記事で一番言いたかったことです。
絵を描く作業というのは実はかなり体力作業ですからね・・!
しっかり体調を整えて心身ともに健やかな状態でお絵描きを楽しみましょう♪
それでは本日の記事はここまで!
皆様本日も良きお絵描きライフを!└[∵┌]
安田 雄輝