こんにちは!
絵描きの安田 雄輝です♬└[∵┌]
今回の記事では
「他の絵描きさんに嫉妬心を感じてしまう・・そんな場合の対処方法」
について解説していきます。
みなさんはSNSなどで他の人の絵を見て嫉妬心を抱いてしまうことってありませんか?
こんな風に考えてしまうことって一度はあるのではないでしょうか?
適度な嫉妬心は自身のやる気向上にも繋がるのですが、悪い方向に向いていくとどんどん負の感情に支配されてしまいます。
そのようにならない為に嫉妬という感情に対しての折り合いのつけ方や、嫉妬心を自身の成長につなげていく為の考え方について解説をしていきます。
どうか最後までお付き合いください♬
【他人のイラストに嫉妬してしまったら】なぜ嫉妬してしまうのかを探る
まずは自分がなぜ嫉妬心を抱いてしまっているのか?
その原因を明確にすることが重要です。
って思うかもしれませんが、もう少し具体的に理由を考えてみましょう。
大きく分けるとだいたい下記3つに分類することができます。
①画力そのものへの嫉妬
②自分よりちやほやされていることに嫉妬
③絵を仕事にして生活できていることへの嫉妬
そこから更に細分化していくと、
・自分の好きなキャラクターを自分より魅力的に描けている
・自分より色の使い方のセンスが良い
・自分より「いいね」を沢山もらっている
・自分より後から絵を始めたのに・・
・自分より下手なのに仕事にできている
などなど
具体的な理由というのが必ずあるはずです。
けどこれって自分でもなかなか探りづらいんですね。
なぜなら人は他でもない自分自身に対して恰好つけたがるからです。
他人に対して妬み・嫉みの感情を抱いている・・そんな自分を認めたくない・・
だから苦しいのです。
紙に感情を書き出そう!
しかし、嫉妬心というのは自分がなにを求めているのかを探る為の指針になりうるものでもあります。
こうなりたい!という根源的な願望があるからこそ嫉妬するのです。
自分が何に対して嫉妬心を抱くのかを知ることは、自分が本当に求めていることが何なのかを知ることにもなります。
そこで自分の本当の気持ちをさらけ出す為の良い方法があります。
それは嫉妬している時に抱いている感情を思い出して、できるだけ多く紙に書き出すことです。
どんな些細なことでも良いので、できる限り具体的に、思ったままに書き出すこと重要です。
頭の中だけで考えようとすると、同じことを堂々巡りで考えネガティブな感情を反芻(はんすう)してしまうので、必ず紙に書き出しましょう!
見える化することによって客観的に自分の考えを整理することができます。
また、誰かに見せるものではないので、できるだけ取り繕わずに本心を書きましょう。
汚い言葉でも全然OK!!
むしろそのほうがより切実な本心が浮かび上がってくるかもしれません(笑)
書き終わったあとに眺めてみると意外な自分の本心に気づくことができると思います。
漠然と絵がうまい人に対して嫉妬心を抱いていたけど、画力そのものに嫉妬しているわけではなく色々な人に評価されていることに対しての嫉妬だったりすることもあります。
逆のパターンももちろんあると思います。
長く同じ活動をしていると、自分でも気づかないうちに手段が目的化してしまうということがありますからね。
自分が嫉妬心を抱くものというのは自身が心の底で求めているものであり、それが頭の中で整理されるだけでもだいぶ楽になると思います。
整理されることによって具体的な改善方法などにも考えが及ぶようにもなるはずです。
【他人のイラストに嫉妬してしまったら】今の自分を受け入れる
自分が嫉妬心を抱いてしまう具体的な理由がわかったら、次に今の自分自身を振り返り受け入れてあげましょう。
他人と比べて相対的に自分の力を評価してばかりいると永遠に承認欲求が満たされることはありません。
一人追い付いたら、今度はもっとうまい人に嫉妬して・・の繰り返しになってしまいます。
向上心をもって努力していくことが悪いというわけではありません
しかし常に満たされない気持ちを抱き他者への嫉妬で苦しみながら絵を描いていく、それが本当にあなたがやりたいことでしょうか?
多くの方はそうではないと思います。
ですので他人と比較する前にまずはしっかり今の自分自身を受け入れて評価してあげましょう。
向上心の高い人ほど自分を受け入れるのが苦手
向上心の高い人ほど自分を受け入れるのが苦手なことが多いです。
なぜなら常に自分を「発展途上」と思っているからです。
一見ストイックで聞こえの良い言葉ですが、今描いている絵に責任を負うことから逃げているという捉え方もできます。
と考えてしまい自分自身の作品に自信が持てないのです。
少し僕の個人的な思想になってしまいますが、そのような考えで絵を描くのは作品に対して誠実ではないと思います。
下手であろうが未熟であろうが、今自分の持っている能力を全て駆使して作品を描ききる、それこそが絵という表現方法の本質ではないでしょうか。
自分自身が自分の能力や作品を認めてあげなければ、他人からどんなに認められたって空虚です。
まずは他人を基準とした相対評価ではなく、絶対評価で自分自身を認めてあげましょう。
1いいねの重さを知る
向上心の高い方は自己評価だけでなく、他者からの評価も低く見積もってしまう傾向があると思います。
典型的なのが「いいね」などの数を過剰に気にしてしまうパターンですね。
「いいね」がなかなか付かず、自分の絵に自信を無くし絵が描けなくなってしまう方もいます。
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SNSのワンクリックで評価をつけたり、受け取ったりできるシステムはとても便利です。
簡単で、かつ数値化されるのでわかりやすいです。
しかしそれ故に1個の「いいね」を軽んじて受け取ってしまっていないでしょうか?
「いいね」は確かに簡単に付けられますが、「いいね」をつける理由も様々です。
なんとな~くタイムラインを流し見して適当につける「いいね」もあれば、相手と仲良くなりたくて作品のクオリティ関係なく付ける「いいね」もあります。
一方あなたの作品に心から感動し、その評価としてつけてくれる「いいね」もあるわけですね。
10000を超える「いいね」も一桁台の「いいね」もその内訳は誰にもわかりません。
どんなに少なかろうと「いいね」をもらったことがあるのであれば、決してその量だけで嘆き悲しんだりする必要はないのです
(というか自分の中で思うだけならともかく、表立って「いいね」が少ないことを嘆くような投稿をするのは、その数少ない「いいね」をくれた人に対して失礼な気がします・・)
少かろうと理由がわからなかろうが、少なくとも好意的な感情を自分に対して抱いてくれたわけですからそのことにしっかりと感謝をし決して軽んじないようにしましょう。
他者ではなく過去の自分と比較する
それでもなかなか自分を認めてあげられないという人は比較する対象を他者ではなく、過去の自分を比較対象とするようにしましょう。
描いたイラストに日付を記録しておけば一か月前、三か月前、一年前、数年前の自分と今の自分を比較することができます。
どのくらいの期間で具体的になにがどのように成長したか、ということを見つけていきましょう。
他者と比較するより余計な感情を交えずに自己評価をできると思います。
それでも尚悪いところばかりに目がいってしまうという場合は、「良い点と悪い点を必ず3個ずつみつける」といったように、評価の仕方をしくみ化してしまうというのも有効です。
自己評価が低い人は客観的な視点で物事を捉えるのが苦手で感情によってネガティブな判断をしてしまいます。
上述したようにルールを設けて仕組み化してしまえば、強制的に自分の良い点にも目を向けることができるのでおすすめです。
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【他人のイラストに嫉妬してしまったら】嫉妬の対象を受け入れる
続いて「嫉妬の対象を受け入れる」ということについて解説していきます。
これは前項で解説した「自分を受け入れる」ということができて初めてできることだと思います。
自分自身を認められない人は、真の意味で他者を認めるということはできません。
自分を受け入れたように嫉妬の対象も受け入れられるようになって初めて、今までネガティブな感情として抱いてきた嫉妬心が自身の成長の「糧」となっていきます。
評価が高い人には必ず理由がある
前項で解説したとおり自己評価が低い方というのは客観的な視点に欠けた状態で物事を見ています。
それは自分自身だけではなく、他者に対してもということですね。
なんていう風に考えてしまうことがあるかもしれませんが、それって本当にそうでしょうか?
僕はどういう形であれ、評価されているものには必ず評価されている理由があると思います。
それはもちろん画力だけの問題では無いかもしれません。
絵は下手だったとしても、テーマが人の共感を生むテーマなのかもしれないし、作者自身の人柄が好感を生んでるのかもしれないし、もしくは投稿のタイミングが良かったのかもしれません。
そしてそれらの要素を生むために見えないところで多くの努力を積み重ねているのかもしれないですよね。
なにが理由で評価されていてその為になにをしているのかは、その本人にしかわかりませんが、それらを分析することは可能です。
「嫉妬の対象を受け入れる」というのはその対象を深く深く理解するということです。
などのように短絡的に考えず、できる限り細かく具体的に「なぜ評価を得られているか?その為になにをしているのか?」を分析してみましょう。
冒頭でお伝えしたとおり、嫉妬の対象というのは自分自身の根源的な憧れなのです。
嫉妬の対象の凄さや努力認め尊敬できるようになった時、初めてその嫉妬心があなたの成長の糧となります。
【他人のイラストに嫉妬してしまったら】まとめ
今回の記事の内容まとめです♬↓
感情を紙に書き出して理由を明確にする(できるだけ具体的に本心で)
●向上心の高い人ほど自分を受け入れるのが苦手(未熟であろうと今の自分の持っている全能力を駆使して作品を仕上げ、自分で認めてあげることが大事)
●「1いいね」の重さを知る(少なかったとしても自分に「いいね」をくれたことに対しての感謝の気持ちを忘れないように)
評価が高い人には必ず理由がある(嫉妬の対象の凄さや努力を認め尊敬できるようになった時、初めて自身の成長の糧となる)
嫉妬心の理由(=自身の願望)を明確にし、自身を知り、相手を知る、そして実際になにかしらの行動に結びつけていくことが嫉妬心に流されずに、自身を成長させていく秘訣だと思います。
嫉妬心はうまく利用すれば自身を大きく燃え上がらせてくれるエネルギーとなります!
嫉妬心そのものが悪い感情というわけでは無く、自身の中でどうコントロールしていくかが重要ということですね。
絵を描く人間にとって「嫉妬心を抱いてしまう」というのは避けては通れない悩みだと思います。
この記事が悩み解消に少しでも役立ってくれたら嬉しいです♬
ではでは今回の記事はここまでです!
皆様、本日も良きお絵描きライフを♬==└[∵┌]シュババ
安田 雄輝